知っておくとちょっと便利?!
―――――――――――――――――――――
サイズについて
帽子のサイズ、通常MとLですね、自分のサイズはメジャーで測ってもらうとして
M:56cm
L:58cm
とお考え下さい。これでいきますと・・・
S:54cm、LL:60cm、3L:62cmということになります。
--------------------------------------------------------
撥水素材と防水素材
撥水とはもちろん、水をはじく性能のことですが、残念ながらどしゃ降りの
雨といった状況では水が染み込んでしまいます。しかし少量の雨ならば、
撥水で充分。時々露を払っていれば、結構もちます。
防水なら、かなり激しい雨でも大丈夫。ただ両方とも、一回雨に打たれると
性能が落ちるので、撥水スプレーの様なものを屋外でかけてあげた方が
良いでしょう。特に防水生地は、裏の特殊なゴム状の素材の部分が水を
はじくようになっているため、表面の生地は撥水がとれてしまうと生地に
水が染み込んで、汗が外に出にくくなります。
また、ナイロン素材のものは初期撥水がかかっていたりすることが結構
あるので、ちょっとしのぐ程度ならこれでも役立ちます。
―――――――――――――――――――――――――――――――
帽子の洗濯
帽子を洗濯する…あまりやらない人が多いかもしれません。でも綿素材の
ものならば、大切に扱っていけば良い具合に色落ちしていって、なんとも
言えない風合いになります。最近ははじめから洗濯してあるものもあります
が、作っている者としては不本意な気持ちがあります。できれば新しい帽子
が徐々に変化していくのを楽しんで欲しいと思います。
―――――――――――――――――――――――――――――――
つばはまげる?
皆さんは買った帽子のつばを曲げますか?曲げずにかぶってる方も結構
いらっしゃるんではないでしょうか?私たち帽子屋は曲げてかぶります。
むしろ、曲げずにかぶっている人を見ると、教えてあげたくなってしまいます。
形によって曲げ具合は変わりますが、平らなつばはあまりかっこいいとは言
えない気がします。
―――――――――――――――――――――――――――――――
ナイロンの特徴
綿の生地と違って、ナイロンは熱に弱いんです。ですから、アイロンをかけるときは
気をつけないといわゆる「ケロイド」状にしわができてしまいます。また、綿の帽子は
形を整えるために糊の付いた裏地を使用することが多いんですが、ナイロンでは
糊が付かないため、裏地を縫いあわせる必要があるのと、その分きれいに仕上げる
のが難しくなります。